数字に騙されるな

突然ですが、「８０２０運動」をご存知でしょうか？
これは、「８０歳になっても２０本以上自分の歯を保とう」という運動です。
80歳でも自分の歯が20本以上あると、食生活が楽しく、健康な生活が過ごせることになるそうです。
しかし、なかには20本自分の歯を残そうとすることにこだわってしまい、治療や抜歯が必要であるにもかかわらず、拒否される方もいるそうです。
健康のために20本以上自分の歯を残すところが、本末転倒の結果になっています。

さて、「成約率９９パーセント」というHPを見て感じたことを記載します。
９９パーセントの成約率は、単純計算１００人中９９人入会されています。
最低ラインで計算しても、６７人中６６人が入会し、その後はずっと新規来店者全員が入会することになります。
計算の基となる母数は、毎日・毎週・毎月変化するのに、「９９パーセント」は変わらない。
どう思われますか？

その他、「顧客満足度９８パーセント」「２か月でマイナス１キログラム」「100人中95人が選んだ」等々
魅力的に感じられる数字が氾濫しています。
その数字が本当ならば文句無しです。
もし、根拠の無い数字であれば、
誇大広告やおとり広告の類になるのではないかと、個人的には考えています。

では、数字のウソを見破るためにはどうしたら良いのでしょうか。
答えは、「母数」を明確にしてもらうことです。

いつからいつまでの統計なのか
100人の根拠
何月何日キログラムで何月何キログラムになったのか

数字の根拠となる母数が明確であれば、その数字は本物です。
根拠が曖昧だったり、適当な数字だった場合は、お客様にウソをつく行為になります。

数字は、明確のようで不明確かつ残念な結果を生む場合もあります。

当店は、お客様全員にご満足いただける接客対応を心掛けております。
しかし、残念ながら全員の方にご満足いただけないこともあります。
だからこそ、曖昧な数字で誤魔化すことなく、反省点を未来に生かす努力をし続けております。

最後に、当店のメニューの金額は正しい金額です。
どうぞご安心ください！